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大学及び高校野球におけるビデオ検証に関する特別規則

1. 基本指針
(1)
この特別規則は、公益財団法人全日本大学野球連盟並びに公益財団法人日本高等学校野球連盟において、共通のビデオ検証に関する特別規則として制定し適用する。
(2)
各チームの監督は、「ビデオ検証の対象となる判定」に対してのみ、当該判定があった後、または当該判定に関するプレイが一段落した後、速やかに球審に対してビデオ検証を求めることができる。
(3)
各チームは、9イニングスのうち、1回のビデオ検証を求めることができる。
(4)
延長回に入った場合は、9イニングスまでの回数にかかわらず、1回のビデオ検証を求めることができる。
(5)
各チームは、一連のプレイの中に複数の「ビデオ検証の対象となる判定」があった場合、その複数の判定について、1回のビデオ検証として求めることができる。この場合、一連のプレイかどうかは審判員の判断とする。
(6)
ビデオ検証の回数は、ビデオ検証の結果において、判定どおりとなった場合は1回とし、判定が変わった場合は1回とはしない。
(7)
ビデオ検証を開始してから2分以内に確証が得られない場合や検証する映像を持ち得なかった場合は、判定どおりとする。
(8)
ビデオ検証の結果、判定が変わった場合は、当該判定の変更で生じる投球カウント及びアウトカウント、打者走者及び各塁の走者の位置等を確認し、試合再開時の状況を決定する。その際は、ビデオ検証の時間2分以内を超過しても差し支えない。
(9)
ビデオ検証の結果およびその結果に基づく走者の進塁・帰塁については、ビデオ検証担当(審判幹事)の判断とする。
(10)
ビデオ検証の結果、打者走者、走者の進塁・帰塁についての処理がある場合
  • ①ビデオ検証の対象となったプレイについては、投球当時を起点に打者、打者走者、走者、野手(投手を含む)のプレイが、変更される前の審判員の判定によって生じた攻撃側、守備側の不利益を取り除く処置をする。
  • ②アピールにかかわる行為(リタッチ・空過・追い越し・打順の誤りなど)については、ビデオ検証前の打者、打者走者、走者、野手(投手を含む)のプレイが、変更される前の審判員の判定によって行われたことにより、やむを得ない(落ち度がない)ものであったか否かを判断して、アピールを認めるか否かを判断する。

第108回全国高等学校野球選手権大会は、ビデオ検証の結果が、判定どおりとなった場合、本規則どおり1回までとするが、判定が変わった場合は、9イニングスのうち、あと1回に限りビデオ検証を求めることができることとする。

なお、延長回に入った場合は、9イニングスまでの回数にかかわらず、1回のみビデオ検証を求めることができるが、ビデオ検証の結果にかかわらず、以後ビデオ検証を求めることはできないこととする。

2. ビデオ検証の対象となる判定
(1)
ホームランまたはエンタイトルツーベースの可能性がある打球
(2)
フォースプレイ
(3)
タッグプレイ
(4)
キャッチまたはノーキャッチ
  • ①外野手によるプレイ(フェア地域かファウル地域かは問わない)
  • ②内野手が外野方向へ背走し、外野で行ったプレイ(フェア地域かファウル地域かは問わない)
    ※外野かどうかは審判員の判断とする。
  • ③内野手より前方のファウル地域で行ったプレイ
    ※内野手より前方のフェア地域で行ったプレイは対象としない。
    ※内野手より前方かどうかは審判員の判断とする。
(5)
フェアまたはファウル
  • ①1塁塁審または3塁塁審の位置より後方(外野側)に落ちた打球の判定
  • ②打者が打ったり、バントした打球が塁審の前で落ちてフェアと判定された場合、その打球が打者または打者の所持するバットに当たったかどうかについては、例外としてビデオ検証の対象とする。
  • ※球審が打者アウトまたはファウルと判定した場合は対象としない。
(6)
走者に関するプレイ
  • ①追い越し
  • ②塁の空過
  • ③タッグアップにおけるリタッチ
  • ※打球判定(ホームランかどうか、フェアまたはファウル、キャッチまたはノーキャッチ)に関わるビデオ検証が行われた場合は、走者に関する(①~③)の判定は対象としない。
(7)
ヒットバイピッチ
  • ①ビデオ検証の際にハーフスイングが絡んでいる場合は、球審はビデオ検証の前に塁審にスイングか否かを通常のシグナルで確認する。スイングの判定であれば、ビデオ検証の対象としない。
  • ②ボールが打者に触れたときにストライクゾーンにあったかどうか、および打者がボールに触れるのを回避しようとしたかどうかについては、ビデオ検証の対象としない。
(8)
スイング
打者が打った(バントした場合も含む)が、投球がバットには触れないで、打者の身体または着衣に触れたかどうかについては、例外としてビデオ検証の対象とする。
(9)
アマチュア内規⑨危険防止ルールに関するプレイ
  • ①全ての塁における判定を対象とする。
  • ②衝突プレイ・正しい塁へのスライディング。

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