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第108回全国高校野球選手権大会 北村聡会長『講評』

講評を行います。

優勝されました智辯学園和歌山高校の皆さん、おめでとうございます。学校ゆかりの方々にも心からお祝い申し上げます。

日本一の山の頂上に今立たれましたこと、心より敬意を表します。

頂上からの眺めはどんな景色でしたか。この景色を生涯忘れず、今後人生を歩んでください。

惜しくも準優勝となられた高崎健康福祉大学高崎高校のみなさん、この、あと一歩のところで同じ景色を見ることができなかった、その悔しさは皆様の人生にとって必ずよい礎として残ります。ここまで勝ち抜いてこられたことに心より敬意を表します。

今大会は特に、好投手のいるチーム、打撃力のあるチーム、打つ、投げるだけでなく、走塁が光ったチーム、堅牢俊敏な守備を備えたチームがファンを沸かせてくれました。鍛えられたその姿に多くを学ばせていただきました。

熊本地震の影響を受けながらも大きな声援に後押しされ、初出場でベスト8に進出した有明高校、大会期間中に発生した千葉県内の水害の中、24年ぶり出場で被災者の人に元気を与えた拓大紅陵高校、57年ぶりの出場で地元秋田の大声援を受けた横手高校はじめ、全てのチームがグラウンド内で躍動する姿を見せてくれました。それらのチームに深く感銘を受けました。

今から100年余り前、この大会が始まった頃、日本では平均寿命は40歳前後で、16歳まで生き延びることができたのは、生まれた人の約半数でした。

皆さんは二つとない存在です。また今日という日は二度と巡ってきません。

どうかその命を大切に今後の人生を歩んでください。

結びに、大会中、球場で活動してくださいました大会関係者、審判委員の皆様はじめ全ての皆様、近隣住民の皆様、そして、日本全国の高校野球ファンの方々に心より御礼を申し上げ、私の講評といたします。ありがとうございました。

令和8年8月24日
日本高等学校野球連盟
会長 北村 聡

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